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シマノスピニングリール
24ツインパワー
C2000S 〜 C5000XG(14品番)/ 175〜265g / 金属のローター
シマノ 24ツインパワー|番手の選び方と、ストラディックで足りる人
レベルと釣り方2本目・買い替え
ツインパワーは、シマノのスピニングリールの、上位の型です。いちばん上の「ステラ」と同じ系統で、ステラに入っている仕組みを、5万円台で使えるのが持ち味。飾りよりも丈夫さを取る、という考えで作られていて、名前を聞いたことがある人も多いかなと思います。
で、先に正直なことを言うと、はじめてなら、ここまでは要らないんですよね。3万円前後のストラディックで、十分に足ります。差は約2万5千円で、入門のエギングロッドが買えるくらいの金額です。
それでも、ツインパワーを選んでいい人はいます。シーバスや砂浜の釣りのように、投げて巻く回数の多い釣りに、月に何度も通う人です。番手は、迷ったら「C3000MHG」。自分がどちらに当てはまるか、順番に見ていきましょう。

この記事でくらべる4台
ツインパワーの3つの番手と、1つ下のストラディックを、重さで見くらべます。
| 商品 | こんな人に | 重さ | 1回転で 巻ける長さ |
|---|---|---|---|
| 迷ったらこれ。エギング・シーバスに | 215g | 86cm | |
| アジ・メバル・トラウトに | 175g | 69cm | |
| 砂浜から遠くへ投げる釣りに | 260g | 101cm | |
| はじめての1台なら、こちら | 225g | 86cm |
値段:税別・本体価格(2026年10月10日時点)。お店の値段は、表の「Amazon」「楽天」のボタンの先で確かめてください。
24ツインパワーは、こんなリール
ツインパワーの重さとボディを、値段といっしょにまとめました。
基本の情報
- 型
- 24ツインパワー(スピニングリール)
- 番手
- C2000S 〜 C5000XG の 14品番
- 重さ
- 175〜265g(C3000MHG は 215g)
- ボディ
- アルミとカーボン入りの樹脂。回る部分(ローター)は金属
- 前の型
- 20ツインパワー
- 値段
- 53,500〜56,000円(税別の本体価格・2026年10月10日時点)
はじめてなら、ストラディックで足りる
ツインパワーとストラディックは、同じ系統のリールです。どちらも、しっとりした巻き心地で、同じ速さで巻き続ける釣りが楽な作り。まず、同じ大きさどうしで、数字を並べます。
| 型と品番 | 値段(税別) | 重さ | 1回転で巻ける長さ |
|---|---|---|---|
| 23ストラディック C3000HG | 29,100円 | 225g | 86cm |
| 24ツインパワー C3000MHG | 54,000円 | 215g | 86cm |
2026年10月10日時点の本体価格(税別)と、公式の重さです。
値段の差は 24,900円。重さは 10g しか変わらず、ハンドル1回転で巻ける長さは同じです。数字だけを見ると、ほとんど差がありません。
中身も、近いところが多いんですよね。ギアを長もちさせる仕組み、力強く巻ける軸の作り、糸がらみを防ぐ羽根、すり減りにくいドラグ(魚が強く引いたときに、糸を少しずつ出して切れるのを防ぐ仕組み)。この4つは、ストラディックにも入っています。
で、2万5千円の差はどこにあるかというと、いちばんのちがいは、回る部分(ローター)が金属でできていることです。
- ローターが金属:ローターは、ハンドルを回すと、糸を巻き取りながらくるくる回る部分です。金属だと、力がかかってもたわみにくく、いちど回りはじめると、そのまま回りつづけようとします。重いルアーを長い距離巻いてくるときに、巻きがぶれにくくなります。同じ系統でローターが金属なのは、ステラとツインパワーだけです。
- 糸が、すき間なく整って巻かれる:スプール(糸を巻いておく筒)の上下の動きをゆっくりにして、糸を1本ずつ、きれいに並べて巻く仕組みです。投げたときに、糸が引っかからずに出ていきます。
- 回転を支える玉(ベアリング)が 9個:ストラディックは 6個です。回る部分を、より多くの点で支えています。
どれも「魚が釣れるかどうか」ではなく、「巻いているときの気持ちよさと、安心感」のちがいです。年に数回の釣りで、この差がはっきり分かる場面は、多くない気がします。
ストラディックで足りる人
- はじめての1台を探している
- 釣りに行くのは、月に1〜2回まで
- 浮いた2万5千円を、ロッドや糸、ライフジャケットに回したい
ツインパワーを選んでいい人
- シーバス、砂浜のヒラメ、堤防の青物など、投げて巻く釣りに、月に何度も通う
- 重めのルアーを、長い距離巻いてくる釣りが多い
- 買い替えをくり返すより、いい1台を長く使いたい
上の型だから扱いがむずかしい、ということはありません。予算があって、長く続けるつもりなら、最初からツインパワーを選んでも困ることはないです。ただ、少しでも迷っているなら、まずはストラディック。使いこんで「もっと上がほしい」と思ったときに、ツインパワーを選べば、ちがいもよく分かります。
エギングもシーバスも、長く付き合える1台

シマノ
23ストラディック C3000HG(はじめての1台なら、こちらで足りる)
29,100円税別・本体価格(2026年10月10日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください
14の番手、どれを買えばいいか

ツインパワーに決めたら、次は番手です。やりたい釣りが決まっているなら、下の表から選べます。真ん中の列は、釣り方ごとの番手の目安です。
| やりたい釣り | 番手の目安 | ツインパワーなら |
|---|---|---|
| アジング・メバリング・管理釣り場のトラウト | 1000〜C2500 | C2000S |
| バス釣り | C2500〜3000 | 2500S |
| エギング | C2500〜3000 | C3000MHG 2500SHG |
| シーバス | 2500〜C5000 | C3000MHG 4000MHG |
| ヒラメ・マゴチ(砂浜から投げる釣り) | 3000〜C5000 | 4000XG |
| ライトショアジギング(堤防から青物) | 4000〜6000 | C5000XG |
釣りを1つに決めていないなら、C3000MHG を選んでください。エギングにもシーバスにも使える、いちばんつぶしのきく番手かなと思います。
M の付く番手(C3000MHG・4000MHG)
ツインパワーの品番には、「M」の付くものがあります。M は、スプールの深さが中くらい、という意味です。
C3000MHG なら、シーバスで使う PE ラインの 1号前後を、買ってきたまま、ちょうどよく巻けるんですよね。1号なら 190m まで入ります。
M の付かない C3000 や C3000XG は深いスプールで、PE ラインの 1号が 400m も入ります。細い PE ラインを使うなら、先に安い糸を巻いて底を上げておく「下巻き」が要ります。太めのナイロンの糸を使う人、エサ釣りにも使いたい人向けの深さです。
あとは、エギングで細い PE ラインを使うと決めているなら、S の付く 2500SHG も候補になります。浅いスプールで、0.8号が 150m、ちょうど収まります。
大きい番手も同じ考え方です。シーバスが中心なら MHG、砂浜から遠くへ投げる釣りで、糸を多めに巻いておきたいなら XG。同じ 1.5号の PE ラインで、MHG は 200m、XG は 320m 入ります。
記号の読み方(C・S・M・HG・XG・PG)
| 記号 | 意味 | 選ぶときの目安 |
|---|---|---|
| 数字 | リールの大きさ(2000〜5000) | 大きいほど、太い糸を長く巻ける |
| C | ボディが、1つ下の大きさ | 同じ糸の量で、軽くなる |
| S | 浅いスプール | 細い糸を、ちょうどよい量だけ巻ける |
| M | 中くらいの深さのスプール | PE ラインの 1〜1.5号に合う |
| HG | ハイギア | ハンドル1回転で、多く巻ける |
| XG | エクストラハイギア | HG より、さらに多く巻ける |
| PG | パワーギア(力の強い、ゆっくりのギア) | 巻ける長さは短いが、重いものを楽に巻ける |
ルアーを投げて巻く釣りでは、糸のたるみをすばやく取れる HG が使いやすく、迷ったら HG で大丈夫です。ただ、XG はさらに速いぶん、巻くときに少し重く感じます。HG も XG も PG も付かない品番は、ふつうの速さのギア(ノーマルギア)です。
14品番の重さと値段
| 品番 | 重さ | 1回転で巻ける長さ | 値段(税別) |
|---|---|---|---|
| C2000S | 175g | 69cm | 53,500円 |
| C2000SHG | 175g | 81cm | 53,500円 |
| C2500SXG | 180g | 87cm | 53,500円 |
| 2500S | 210g | 75cm | 54,000円 |
| 2500SHG | 210g | 86cm | 54,000円 |
| C3000 | 215g | 75cm | 54,000円 |
| C3000MHG | 215g | 86cm | 54,000円 |
| C3000XG | 215g | 94cm | 54,000円 |
| 3000MHG | 235g | 84cm | 55,000円 |
| 4000M | 260g | 87cm | 55,000円 |
| 4000PG | 265g | 72cm | 56,000円 |
| 4000MHG | 260g | 93cm | 55,000円 |
| 4000XG | 260g | 101cm | 55,000円 |
| C5000XG | 265g | 101cm | 56,000円 |
2026年10月10日時点の本体価格(税別)です。お店の値段は、これより安いことが多いので、ボタンの先で確かめてください。
番手は、値段ではなく、やりたい釣りで選んで大丈夫です。いちばん小さい番手と、いちばん大きい番手でも、値段の差は 2,500円しかありません。
小さい番手・大きい番手を探す
アジやトラウトに、しっとり巻ける1台

シマノ
24ツインパワー C2000S(アジ・メバル・トラウト向き)
53,500円税別・本体価格(2026年10月10日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください
砂浜から遠くへ。糸を多めに巻ける1台

シマノ
24ツインパワー 4000XG(砂浜から投げる釣り向き)
55,000円税別・本体価格(2026年10月10日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください
前の型(20ツインパワー)から変わったこと
いまから買うなら、24 で大丈夫です。前の型は「20ツインパワー」で、ローターが金属であることは変わっていません。そこへ、いちばん上のステラと同じ仕組みが、5つ入りました。

- ギアが長もちする:歯と歯のかみ合う面を広げて、1か所にかかる力を分散させています。シマノのテストでは、ギアの耐久性が、それまでの作りの約2倍になりました。
- 巻き上げが力強い:軸を支える部分の抵抗を減らしています。魚が掛かって重くなったときも、ハンドルを回し続けやすくなりました。
- 糸がするすると出る:糸を、すき間なく整えて巻く仕組みです。投げたときの引っかかりが減り、ルアーが気持ちよく飛んでいきます。
- ドラグが長もちする:ドラグの中の部品が、10倍以上すり減りにくくなりました(こちらも、メーカーのテストの数字です)。
- 糸がからみにくい:糸の通り道のそばに、たるみを押さえる小さな羽根が付きました。糸がよれたまま巻かれてしまうトラブルが減ります。
どれも、買ったときの気持ちよさを長く保つための改良です。1台を何年も使うつもりの人ほど、ありがたみが出てくる気がします。
ちなみに、20ツインパワーは、2026年10月10日時点で、シマノの公式サイトの一覧には載っていません。お店で見かけることはありますが、それは残っている在庫です。
上のステラ、横の XD・ヴァンキッシュとくらべる
迷う相手は、値段より釣り方で決まります。5万円をこえるあたりには、似た名前の型がいくつも並んでいるので、同じ C3000 の大きさで、整理してみます。

| 型 | 値段(税別) | 重さ | ひとことで |
|---|---|---|---|
| 23ストラディック | 29,100円 | 225g | はじめての1台は、ここで足りる |
| 24ツインパワー | 54,000円 | 215g | ローターが金属。巻き続ける釣りに |
| 25ツインパワー XD | 59,800円 | 200g | ローターがカーボン入りの樹脂。軽く、動かしやすい |
| 23ヴァンキッシュ | 66,400円 | 170g | とにかく軽い |
| 22ステラ | 93,700円 | 210g | シマノのいちばん上 |
2026年10月10日時点の本体価格(税別)と、公式の重さです。ストラディックとツインパワー XD は C3000HG、ほかは C3000MHG の数字です。
シマノのスピニングリールは、大きく2つの系統に分かれています。
- しっとり巻ける系統:ステラ、ツインパワー、ストラディック。回る部分にほどよい重みがあり、同じ速さで巻き続けるのが楽です。
- 軽さと反応の系統:ヴァンキッシュ、ツインパワー XD。回る部分が軽く、巻きはじめと止めがすばやく決まります。
このちがいを頭に置くと、どれを選ぶかが見えてきます。
- ステラとの差は、39,700円:金属のローターも、5つの仕組みも、ツインパワーと共通です。重さの差は 5g。ステラは、そこから先の巻き心地を、さらに磨いた型です。釣りの道具として困らないところまでは、ツインパワーで届いています。
- ツインパワー XD は、5,800円高くて、15g 軽い:名前は似ていますが、系統が別なんですよね。ローターがカーボン入りの樹脂なので、巻いては止める、竿を動かして誘う、といった釣りに向いています。番手は C3000HG から上の6つだけです。
- ヴァンキッシュは、12,400円高くて、45g 軽い:軽さと反応の系統の、いちばん上です。アジングやエギングのように、竿を1日じゅう動かし続ける釣りで、軽さをいちばんに取りたい人向けです。どちらの釣りも、ツインパワーで困ることはありません。
で、同じ速さで巻き続ける釣りが中心なら、ツインパワー。竿を動かす釣りで、軽さをいちばんに取りたいなら、ツインパワー XD かヴァンキッシュかなと思います。
迷ったら
はじめての1台なら、ストラディックで十分です。安いほうを選んだからといって、釣りの楽しさが減るわけではありません。
ただ、投げて巻く釣りに何度も通っていて、いい1台を長く使いたい。そう思えるなら、ツインパワーは安心して選べる型です。番手は、釣りを1つに決めていないなら C3000MHG。アジやメバルなら C2000S、砂浜なら 4000XG、堤防から青物をねらうなら C5000XG です。
リールだけでは、釣りは始められません。糸(ライン)もいっしょに用意して、海や川に出るときは、ライフジャケットも忘れずに。立ち入り禁止や釣り禁止の場所には入らず、その場所の決まりを確かめてから、竿を出してくださいね。
