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基礎知識

リールの作りの見方|値段が上がると何が変わる? ボディ・防水・ベアリングの数

レベルと釣り方はじめての1本・1台〜2本目・買い替え

更新/tsuri 編集部

木の机の上に置いた、スピニングリールのハンドルとボディに寄った写真(生成 AI で作ったイメージ)

スピニングリールは、値段が上がると、主に3つの所が足されていきます。回る所を支える玉軸受け(ベアリング)の数、ボディの作り、それに水や砂を防ぐ仕組みです。

で、先に答えを言うと、はじめての1台なら、1万円前後の型で十分。海でよく使うなら、水を防ぐ仕組みが入る 2万円台から。それより上は、一体のボディや金属のボディなど、作りと材料がさらに変わっていく所で、はじめてのうちは無くても困らないんですよね。

値段が上がると足されていくもの。ベアリングの数、一体のボディ、水を防ぐ仕組み、軽い材料

ダイワの9つの型を、値段の順に並べると

ベアリングは値段とともに増え、3万円前後から一体のボディ、2万円台から水を防ぐ仕組みが入ります。ただ、重さは値段の順にはなりません。

型と番手値段重さベアリングボディマグシールド
20クレスト
LT3000-CXH
6,900円240g4+1樹脂・ふたつき—
24レブロス
LT3000-CXH
11,000円220g4+1樹脂・ふたつき—
23レガリス
LT3000-CXH
14,100円200g5+1カーボン入りの樹脂・ふたつき—
26フリームス
LT3000-CXH
21,400円200g5+1—あり
25カルディア
LT3000S-CXH
30,300円195g6+1カーボン入りの樹脂・一体あり
24ルビアス
LT3000-H
50,100円175g9+1カーボン入りの樹脂・一体あり
24セルテート
LT3000-CH
56,600円205g10+1アルミ・一体あり
23エアリティ
LT3000-H
66,500円175g11+1マグネシウム・一体あり
22イグジスト
LT3000-H
105,000円180g12+1マグネシウム・一体あり(3か所)

2026年10月23日時点の、ダイワのメーカー希望本体価格(税抜)と公式の重さです。3000番クラスの、いちばん近い品番でくらべています。ベアリングは「玉軸受け+ローラー」の数。「—」は、その型の作りの説明に出てこないものです。

ベアリングの数は、何を変える?

ベアリングは、ハンドルやローター(糸を巻き取る回る部分)の軸を支える、小さな玉の入った軸受けです。数が多いほど、回る所を、より多くの点で支えている、ということ。巻き心地のなめらかさや、長く使ったときの回り方に関わると言われます。

ただ、ベアリングの数で、釣れる・釣れないが変わるわけではありません。はじめての1台なら、4〜5個の型で困ることはない気がします。

海で使うなら、さびに強いベアリングが使われているかも、見ておきたい所です。ダイワでは、表面に加工をして、さびに強くしたベアリング(CRBB)が、海でも長く回りを保つためのものとして使われています。

一体のボディ(モノコックボディ)とは?

モノコックボディは、ボディの横のふたを無くして、ひとつの殻のように作ったボディです。上の表の9つの型では、3万円前後のカルディアから上に入っています。

ふたつきのボディは、ふたをいくつかのねじで留めて、中のギアを両側から支えます。一体のボディは、ふたの代わりに、板をボディに直接ねじこんで留める作り。ギアを支える精度と、ねじれにくさ、すき間の少なさが上がります。ねじの場所が要らないぶん、中のギアを大きくできるのも利点です。

とはいえ、はじめての1台なら、ふたつきのボディで十分です。海で使ったあとは、真水で軽く流して、日の当たらない所でよく乾かしておくと長持ちする、と言われます。

一体のボディの入り口の型。ダイワ 25カルディア

水と砂を防ぐ仕組み(マグシールド)とは?

マグシールドは、ボディとローターのすき間に、磁気をおびたオイルの壁を作って、海水やほこりが中に入るのを防ぐ、ダイワの仕組みです。上の表の9つの型では、2万円台のフリームスから入っています。

入っている場所は、型によってちがいます。フリームス・カルディア・ルビアスは、ハンドルの力をローターへ伝える歯車(ピニオン)の所。値段がいちばん高いイグジストは、3か所に入っています。

海でよく釣りをするなら、こうした仕組みの入る型を選ぶと安心です。堤防のサビキのように、ときどき海へ行くくらいなら、入っていない型でも、使ったあとの手入れで十分な気がします。

水を防ぐ仕組みの入り口の型。ダイワ 26フリームス

材料と重さは、値段の順ではない

24レブロス・25カルディア・24ルビアス・24セルテート・22イグジストの重さを、同じ目もりの棒でくらべた図。スペックからの作図

重さで見ると、値段の順にはなりません。アルミのボディのセルテートは、値段の安いルビアスより 30g 重い。アルミは強くて、がっしりする代わりに、重くなりやすいんです。同じ金属でも、マグネシウムのボディのエアリティとイグジストは、ルビアス並みに軽い型です。

材料は、ふつうの樹脂、カーボン入りの樹脂(ZAION V)、カーボンをぎっしり練りこんだ樹脂(ZAION)、金属(アルミ・マグネシウム)と変わっていきます。軽さを取るか、がっしりを取るかは、釣り方と好みで選んで大丈夫です。

軽さで選ぶなら。ダイワ 24ルビアス

がっしりした金属のボディで選ぶなら。ダイワ 24セルテート

はじめての1台には、どこまで要る?

はじめての1台なら、1万円前後の、ふたつきのボディの型で十分です。通い方が決まってきたら、それに合わせて上の型を考えれば間に合います。

  • 年に数回、堤防や港へ:ふたつきのボディで、ベアリングが4〜5個の型(レブロス・レガリス)
  • 海で、月に何度も釣りをする:水を防ぐ仕組みの入る型(フリームスから上)
  • 2台目で、竿を動かし続ける釣りが中心:軽さを取った型(ルビアス)
  • 2台目で、重いルアーをよく巻く:がっしりした金属のボディの型(セルテート)

はじめてのつまずきを、先に減らした1台

24レブロス LT3000-CXH(ふたつきのボディ。はじめての1台に)

ダイワ

24レブロス LT3000-CXH(ふたつきのボディ。はじめての1台に)

11,000円税抜・メーカー希望本体価格(2026年10月11日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください

ダイワの公式ページ

海によく行く人に、水を防ぐ仕組みつきの1台

26フリームス LT3000-CXH(水を防ぐ仕組みの入り口)

ダイワ

26フリームス LT3000-CXH(水を防ぐ仕組みの入り口)

21,400円税抜・メーカー希望本体価格(2026年10月11日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください

ダイワの公式ページ

港のシーバスもエギングも、入門の次の1台

25カルディア LT3000S-CXH(一体のボディの入り口)

ダイワ

25カルディア LT3000S-CXH(一体のボディの入り口)

30,300円税抜・メーカー希望本体価格(2026年10月10日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください

ダイワの公式ページ

迷ったら

迷ったら、はじめての1台は 1万円前後の型。海でよく使うなら、水を防ぐ仕組みの入るフリームスから上。2台目は、軽さか、がっしりかで選ぶ。値段の差は、ベアリング・ボディ・水を防ぐ仕組みの足し算だと覚えておけば、売り場で迷いにくくなります。

あとは、シマノのリールでも、見る所は同じです。名前の対応は、シマノとダイワのちがいの記事で見られます。

シマノとダイワのちがい。リールの名前の対応を見る

はじめの1台を選ぶなら。はじめてのスピニングリールの選び方