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シマノスピニングリール
22サハラ
500 〜 C5000XG(12品番)/ 170〜305g / 樹脂のボディ
シマノ 22サハラ|1万円前後で選ぶ最初の1台。番手の選び方と、ナスキーとのちがい
レベルと釣り方はじめての1本・1台
シマノのサハラは、1万円前後で買える、入門のスピニングリールです。「年に何回か、家族や友人と堤防で釣りをしてみたい」。そんなときに、最初に名前が挙がる型の1つで、シマノも、初心者におすすめの1台に挙げています。
ただ、いざ買おうとすると「C2000S」「2500SHG」「C3000」「C3000HG」「4000XG」と、品番が12も並んでいます。値段はほとんど同じで、記号だけがちがう。はじめてだと、ここで手が止まるんですよね。
で、先に答えを言うと、迷ったら「C3000HG」。サビキやちょい投げだけ、と決めているなら「C3000」です。あとは、やりたい釣りに合わせて、数字を上か下にずらすだけ。順番に見ていきましょう。

この記事でくらべる5台
サハラの4つの番手と、上のナスキーを、重さと巻ける長さで並べました。
| 商品 | こんな人に | 重さ | 1回転で巻ける長さ |
|---|---|---|---|
| 迷ったらこれ。ルアーも投げたい人に | 240g | 91cm | |
| サビキ・ちょい投げが中心の人に | 240g | 73cm | |
| アジ・メバル・トラウトに | 210g | 66cm | |
| 砂浜から投げる釣りに | 280g | 99cm | |
| 月に1回は行くつもりの人に | 235g | 91cm |
値段:22サハラ C3000HG=税別・本体価格(2026年10月10日時点)/22サハラ C3000・22サハラ C2000S・22サハラ 4000XG=税別・本体価格(2026年10月13日時点)/26ナスキー C3000HG=税別・本体価格(2026年10月11日時点)。お店の値段は、表の「Amazon」「楽天」のボタンの先で確かめてください。
22サハラは、こんなリール
番手の数と重さ、ハンドルの作りを、まず押さえておきましょう。
基本の情報
- 型
- 22サハラ(スピニングリール)
- 番手
- 500 〜 C5000XG の 12品番
- 重さ
- 170〜305g(C3000HG は 240g)
- ボディ
- 樹脂
- ハンドル
- 金属。上の型と同じネジ込み式
- 値段
- 9,000〜10,900円(税別の本体価格・2026年10月13日時点)
12の番手、どれを買えばいいか
やりたい釣りが決まっているなら、下の表から選べます。真ん中の列は、釣り方ごとの番手の目安です。
| やりたい釣り | 番手の目安 | サハラなら |
|---|---|---|
| 堤防のサビキ・ちょい投げ | 2000〜4000 | C3000 2500 |
| アジング・メバリング・管理釣り場のトラウト | 1000〜C2500 | C2000S |
| バス釣り | C2500〜3000 | 2500SHG |
| エギング | C2500〜3000 | C3000HG 2500SHG |
| シーバス | 2500〜C5000 | C3000HG |
| ヒラメ・マゴチ(砂浜から投げる釣り) | 3000〜C5000 | 4000XG |
| ライトショアジギング(堤防から青物) | 4000〜6000 | 4000XG C5000XG |
「まだ釣りを1つに決めていない」「サビキもやりたいし、そのうちルアーも投げてみたい」という人は、C3000HG を選んでください。エギングにもシーバスにも、堤防のちょい投げにも使える、いちばんつぶしのきく番手です。
「うちは、夏に家族でサビキ釣りをするだけ」と決まっているなら、HG の付かない C3000 が合います。巻くのが軽く、重い仕掛けを何度も巻き上げても、疲れにくいからです。値段も重さも、C3000HG と同じです。
記号の読み方(C・S・HG・XG・DH)
品番は、「大きさの数字」と「記号」の組み合わせです。記号の意味さえ分かれば、12の品番は、ただの組み合わせに見えてくるんですよね。
| 記号 | 意味 | 選ぶときの目安 |
|---|---|---|
| 数字 | リールの大きさ(500〜5000) | 大きいほど、太い糸を長く巻ける |
| C | ボディが、1つ下の大きさ | 同じ糸の量で、軽くなる |
| S | 浅いスプール | 細い糸を、ちょうどよい量だけ巻ける |
| HG | ハイギア | ハンドル1回転で、多く巻ける |
| XG | エクストラハイギア | 大きい番手のハイギア。1回転で、さらに多く巻ける |
| DH | ダブルハンドル | ハンドルのつまみが、左右に2つ |
スプールは、糸を巻いておく筒の部分のことです。で、HG や XG の付かない品番は、ふつうの速さのギア(ノーマルギア)。同じ C3000 でも、HG はハンドルひと巻きで 18cm 多く巻けます。
ルアーを投げて巻く釣りでは、糸のたるみをすばやく取れる HG が使いやすく、迷ったら HG を選んでおけば大丈夫です。サビキやちょい投げのように、ゆっくり巻くエサ釣りが中心なら、記号なしのノーマルギアのほうが楽かなと思います。
S の付く番手と、付かない番手
サハラを選ぶ人に、1つだけ知っておいてほしいのが、糸を巻ける量です。エサ釣りもするなら、S の付かない番手を選んでください。
C3000 と C3000HG は深いスプールで、ナイロンの 3号が 150m 入ります。サビキやちょい投げで使う太さの糸が、たっぷり巻ける大きさです。
S の付く 2500SHG は浅いスプールで、PE ラインの 0.8号が 150m、ちょうど収まります。エギングやバス釣りには使いやすい番手です。ただ、太いナイロンの糸は、あまり入りません。
反対に、C3000HG に細い PE ラインを巻くと、1号で 400m まで入るので、スプールがすかすかになります。そこで、先に安い糸を巻いて底を上げておく「下巻き」をします。むずかしそうに聞こえますが、釣具店で糸と一緒に買えば、お店で巻いてもらえることが多いので、心配はいりません。
12品番の重さと値段

| 品番 | 重さ | 1回転で巻ける長さ | 値段(税別) |
|---|---|---|---|
| 500 | 170g | 69cm | 9,000円 |
| 1000 | 205g | 66cm | 9,000円 |
| C2000S | 210g | 66cm | 9,000円 |
| C2000SHG | 210g | 79cm | 9,000円 |
| 2500 | 240g | 73cm | 9,700円 |
| 2500SHG | 240g | 91cm | 9,700円 |
| C3000 | 240g | 73cm | 9,700円 |
| C3000DH | 265g | 73cm | 10,200円 |
| C3000HG | 240g | 91cm | 9,700円 |
| 4000 | 280g | 75cm | 10,200円 |
| 4000XG | 280g | 99cm | 10,200円 |
| C5000XG | 305g | 105cm | 10,900円 |
2026年10月13日時点の本体価格(税別)です。お店の値段は、これより安いことが多いので、すぐ下のボタンの先で確かめてください。
エサ釣り向き・小さい番手・大きい番手を探す
アジ・メバルの軽い仕掛けに、小さめの1台

シマノ
22サハラ C2000S(アジ・メバル・トラウト向き)
9,000円税別・本体価格(2026年10月13日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください
値段の差は小さい。番手は、釣りで選ぶ
番手は、値段ではなく、やりたい釣りで選んで大丈夫です。いちばん小さい番手と、いちばん大きい番手でも、値段の差は 1,900円しかありません。
ちなみに、C3000DH は、ハンドルのつまみが左右に2つ付いた品番です。C3000 より 25g 重く、500円高くなります。エギングで選ぶ人がいる形ですが、はじめてなら、ふつうのハンドルの C3000HG で困ることはありません。
いちばん小さい 500 は、アジやトラウトを、とくに軽い仕掛けでねらう人のための番手です。このあとご紹介する仕組みのうち、サイレントドライブと X シップが、500 にだけは入っていません。はじめてなら、C2000S より上から選ぶのがおすすめです。
値段のわりに、しっかりしている4つの所
「安いリールは、巻くとカタカタする」。そんな話を聞いて、心配になる人もいるかなと思います。サハラには、そこを抑えるための作りが、きちんと入っています。

- 巻きがなめらか:リールの中の部品どうしの、小さなすき間やガタつきを、1つずつ詰めた作りです(サイレントドライブ)。巻いたときの「カタカタ」という手ごたえが、出にくくなっています。
- ハンドルがネジ込み式:ハンドルの軸を、中のギアにじかにねじ込んで留める形で、上の型と同じ作りです。入門の型に多い、キャップで留める形より、回したときのガタつきが出にくくなります。
- 力強く巻ける:ギアを大きくして、軸を2か所で支えています(X シップ)。魚が掛かって重くなったときも、ハンドルを回し続けやすい作りです。
- 糸がからみにくい:スプールのふちの形を工夫して、糸がまとまって出ていくようにしてあります(AR-C スプール)。投げたときの糸がらみを抑えながら、飛ぶ距離も伸ばす仕組みです。
どれも、派手な仕組みではありません。でも、巻いたときにガタつかない、投げたときに糸がからまない、というのは、釣りのあいだじゅう、ずっと効いてくる所です。ギアも、金属のかたまりを高い圧力で押し固めて作る、上の型と同じ作り方のものが入っています。
ちなみに、いまのサハラの前の型は、お店では「17サハラ」と呼ばれています。2026年10月13日時点で、シマノのいまの品ぞろえにあるサハラは、22 だけです。お店に前の型の在庫が残っていることはありますが、いまから買うなら、22 を選んでおけば大丈夫です。
下の型・上の型とくらべる
サハラにするか、1つ下のセドナにするか、もう少しがんばってナスキーにするか。いちばん迷うのは、ここなんですよね。決め手は、釣りに行く回数です。シマノのスピニングリールを、同じ C3000HG の大きさで並べてみます。
| 型 | 値段(税別) | 重さ | ひとことで |
|---|---|---|---|
| 23セドナ | 金額の表示なし | 245g | サハラの1つ下の、入門の型 |
| 22サハラ | 9,700円 | 240g | 軸を2か所で支える X シップ入り |
| 26ナスキー | 14,200円 | 235g | 糸がらみを防ぐ仕組み入り |
| 26ミラベル | 17,300円 | 200g | カーボン入りの樹脂のボディ。軽い |
2026年10月13日時点の本体価格(税別)です。どれも C3000HG の数字です。セドナは「バリュープライス」という表示で、決まった金額は出ていません。
数字を、選ぶ場面に置きかえてみます。
- ナスキーとの差は、4,500円:重さは 5g しか変わらず、1回転で巻ける長さも、同じ 91cm です。ちがうのは中身で、糸がらみを防ぐ羽根、継ぎ目のないベール(糸を拾う針金の輪)、軸まわりの、もう1つの仕組み(インフィニティドライブ)、水が入りにくい作り。この4つが、ナスキーには入っていて、サハラにはありません。海でよく使う人、糸の扱いにまだ慣れていない人ほど、この差に助けられる気がします。
- セドナとは、支える所がちがう:重さの差は 5g で、見た目の数字はほとんど同じです。ちがいは、回る部分を支えるベアリングの数(サハラは4つ、セドナは3つ)と、軸を2か所で支える仕組み。セドナには、この X シップが入っていません。
- ミラベルは、7,600円高くて、40g 軽い:ボディも、回る部分(ローター)も、カーボン入りの樹脂です。エギングやアジングのように、竿を1日じゅう動かし続ける釣りを、じっくりやりたい人の型です。

セドナで足りる人
- とにかく1回、やってみたい
- 続くかどうか分からないので、リールの予算は、できるだけ抑えたい
サハラを選んでいい人
- 年に数回、家族や友人と、堤防のサビキやちょい投げを楽しみたい
- そのうち、ルアーも投げてみたい
- 最初の1台を、何年かは使いたい
ナスキーにしたほうがいい人
- 月に1回くらいは行くつもり
- 糸のトラブルで、釣りの時間をなくしたくない
- 海で使うことが多い
「年に数回なら、下のセドナでいいのでは」と思うかもしれません。1回きりなら、それで足ります。ただ、サハラは、ベアリングの数や、軸を2か所で支える X シップといった、回る部分の支え方が、ひとつ上の作りです。年に数回でも、何年か続けるつもりなら、サハラを選んでおくと、道具が気になって釣りに集中できない、ということが起きにくくなります。
迷ったら
釣りを1つに決めていないなら、C3000HG。サビキやちょい投げだけなら、C3000。アジやメバルなら C2000S、砂浜から投げるなら 4000XG。これだけ覚えておけば、12の品番で迷うことはありません。
で、年に数回の釣りなら、サハラで足ります。月に1回くらい通うようになったら、そのとき上の型(ナスキー)を考えれば十分です。浮いたお金は、ロッドや糸、ライフジャケットに回してください。
リールだけでは、釣りは始められません。糸(ライン)もいっしょに用意して、海や川に出るときは、ライフジャケットも忘れずに。立ち入り禁止や釣り禁止の場所には入らず、その場所の決まりを確かめてから、竿を出してくださいね。



