MENU

記事内に広告を含みます

基礎知識

リールの番手の読み方|C3000 と 4000、LT3000 は何がちがう?

レベルと釣り方はじめての1本・1台

更新/tsuri 編集部

大きさのちがう3つのスピニングリールを並べたイメージ写真(生成 AI で作ったイメージ)

リールを買おうとすると、「C3000HG」「4000XG」「LT3000-CXH」と、数字とアルファベットの組み合わせがずらりと並んでいます。同じ型なのに、品番が 10 も 15 もある。どれが自分の釣りに合うのか、はじめてだと見当がつかないですよね。

でも、読み方は2つに分けるだけ。数字は、リールの大きさ。アルファベットは、ボディの大きさ・糸を巻く溝の深さ・巻く速さの3つを表しています。

で、まず数字で大きさを決めて、アルファベットはそのあとに選ぶ。この順番で見ていけば、品番の列は、ただの組み合わせに見えてきます。

リールの番手と使いみち。2000番はアジ・メバル・トラウト。3000番は堤防・エギング・バスで、迷ったらここ。4000番はシーバス・砂浜。5000番は青物のショアジギング

数字は、リールの大きさ

1000、2500、4000 といった数字を「番手(ばんて)」と呼びます。数字が大きいほど、リールが大きく重くなり、そのぶん太い糸を長く巻けます。

シマノの 26ナスキーで、番手ごとの重さと、巻ける糸の量を並べてみます。

番手重さ巻けるナイロンの糸
1000205g2号を 100m
2500235g3号を 120m
C3000235g3号を 150m
4000280g4号を 150m
C5000XG300g5号を 150m

番手えらびは、「軽さ」と「太い糸」のどちらを取るか、という話なんですよね。小さいリールは、軽くて一日持っていても疲れにくい。大きいリールは、太い糸で大きな魚と引っぱり合える。糸は、号の数字が大きいほど太く、強くなります。

ちなみに、呼び分けは、2000番までが小型、4000番までが中型、その上が大型。堤防や砂浜から釣るなら、大型の入り口の 5000番までを見れば十分です。

番手ごとの使いみち

やりたい釣りが決まれば、番手はほぼ決まります。目安は、こんな感じです。

やりたい釣り番手の目安
アジ・メバル・トラウトのルアー釣り1000〜C2500
バス釣り・エギングC2500〜3000
堤防のサビキ・ちょい投げなどのエサ釣り2000〜4000
シーバス2500〜C5000
ヒラメ・マゴチ(砂浜から投げる釣り)3000〜C5000
ショアジギング(岸から青物)4000〜6000

幅があるので、かえって迷いますよね。数字ごとに「何のための大きさか」を見ていきましょう。

1000番・2000番のリールは、何に使う?

アジやメバル、管理釣り場のトラウトを、軽いルアーでねらう釣りの大きさです。糸は 0.8〜1号ほどの細いものを使うので、スプール(糸を巻いておく筒)も小さくて足ります。

重さは 200g 前後。軽い竿と組み合わせて、魚がルアーにさわった小さな合図を、手で感じ取る釣りに向いています。シマノなら C2000S、ダイワなら LT2000S が、この釣りのための品番です。

ただ、気をつけたいのは、太い糸をあまり巻けないこと。堤防のサビキ釣りが中心なら、次の 2500番からのほうが安心です。

2500番・3000番のリールは、何に使う?

いちばん出番の多い大きさです。堤防のサビキ釣りやちょい投げ、エギング、バス釣り、港のシーバスまで、この1台でこなせます。

釣りをまだ1つに決めていないなら、2500番か 3000番を選んでおけば大丈夫です。シマノなら C3000、ダイワなら LT2500 か LT3000-C が、この大きさにあたります。ただ、ダイワでサビキやちょい投げもするなら、D の付く品番を選んでください。

はじめてのスピニングリールの選び方

4000番のリールは、何に使う?

砂浜からヒラメやマゴチをねらう釣り、河口や磯のシーバス、堤防から小さめの青物をねらうライトショアジギング。遠くへ投げて、長い距離を巻いてくる釣りの大きさです。

スプールの直径が大きいので、ハンドル1回転で巻ける糸が長くなります。たとえば 26ナスキーの 4000XG は、ギアの比が C3000HG と同じなのに、ひと巻きの長さで上回るんですよね。遠くのルアーを早く回収できるぶん、投げる回数を増やせる、というわけです。

そのかわり、記号なしどうしでくらべると、4000 は C3000 より 45g 重くなります。堤防のサビキやエギングに使うには、少し大きくて重い。「大は小をかねる」で選ぶと、手が先に疲れてしまう気がします。

5000番のリールは、何に使う?

4000番と同じ釣りを、もう一段太い糸でやるための大きさです。堤防や磯から、ハマチ(ブリの若い魚)などの青物をねらうショアジギングが、いちばんの出番になります。

26ナスキーの C5000XG なら、PE ラインの 2号が 300m。重いルアーを遠くへ投げて、強い魚と引っぱり合う釣りなので、太い糸を長く巻けることが効いてきます。

6000番から上は、もっと重いルアーを投げる本格的なショアジギングや、船の釣りの道具です。はじめのうちは、考えなくて大丈夫かなと思います。

シマノの記号の読み方

シマノの記号。C はボディが小さめ。S は浅いスプール。HG は巻きが速い。XG はもっと速い

シマノは、数字の前と後ろにアルファベットを付けます。「C3000HG」なら、C・3000・HG の3つに分けて読みます。

記号意味選ぶときの目安
Cボディが、1つ下の大きさ(数字の前に付く)糸の量はそのままで、軽くなる
S浅いスプール細い糸を、ちょうどよい量だけ巻ける
M中くらいの深さのスプールPE ラインの 1〜1.5号に合う
HGハイギアハンドル1回転で、多く巻ける
XGエクストラハイギアHG より、さらに多く巻ける
PGパワーギア巻く速さはゆっくりで、力が強い
DHダブルハンドルつまみが2つ付いたハンドル

S も M も付かない品番は、深いスプール。HG・XG・PG のどれも付かない品番は、ふつうの速さ(ノーマルギア)です。「2500」とだけ書いてあれば、深いスプールで、ふつうの速さ、という意味になります。

C3000 と 4000 は、何がちがう?

頭の C は「コンパクト」の C です。たとえば C2000S は、1000番のボディに、2000番のスプールをのせた品番です。

C3000 も、同じ考え方で読めます。C3000 は「2500番の大きさのまま、糸を多く巻けるリール」なんですよね。26ナスキーの 2500 と C3000 は、重さもスプールの直径も同じ。そのうえで、C3000 のほうが、同じ太さの糸を長く巻けます。

「C3000 か 4000 か」で迷ったら、堤防・エギング・港のシーバスなら C3000、砂浜や青物なら 4000。釣りで分けてください。大きいほうは、ボディごと一回り大きく、重さも 280g あるので、数字はすぐ隣でも、手に持った感じは、はっきりちがいます。

あとは、C の付かない品番もあります。ストラディックの 3000MHG は、4000番のボディに、小さめのスプールをのせたもので、C3000 より 20g 重くなります。

S・M:スプールの深さ

細い糸だけを使う釣りなら S、太い糸も巻くなら記号なし。深いスプールに細い糸を巻くと、何百メートルも入ってしまいます。ストラディックの C3000 は、PE ラインの 1号が 400m。実際に使うのはその半分くらいまでなので、先に安い糸を巻いて底を上げる「下巻き」が要ります。

S の付く浅いスプールなら、その手間がいりません。ストラディックの 2500S なら、PE ラインの 0.8号が 150m で、ちょうど収まります。エギングやバス釣りのように、細い糸を使うと決まっている釣りには、S 付きがすっきりする気がします。M は、その中間の深さです。

サビキやちょい投げで、太めのナイロンの糸を巻くなら、記号なしの深いスプールを選んでください。S 付きは、太い糸が少ししか入りません。サハラの 2500SHG だと、ナイロンの 2号は 70m までです。

HG・XG・PG:巻く速さ

ルアーを投げて巻く釣りには、糸のたるみをすばやく取れる HG か XG が使いやすく、迷ったら HG で大丈夫です。エサ釣りのように、ゆっくり巻く釣りが中心なら、記号なしのほうが、巻くのが軽くて楽かなと思います。

記号で変わるのは、ハンドルひと巻きで巻ける糸の長さ。ナスキーの 4000番なら、記号なしの 75cm に対して、XG は 99cm です。

PG は、ゆっくり巻くかわりに力が強いギアで、24ツインパワーの 4000PG のように、上の型の一部にだけあります。ナスキーやストラディックには無い記号なので、最初の1台では気にしなくてかまいません。

ギア比とは? ハイギアとノーマルのちがい

DH:ダブルハンドル

ハンドルのつまみが、左右に2つ付いた品番です。手を離したときに、ハンドルが自分の重みで回りにくいので、糸をゆるめてエギを沈めるエギングで選ぶ人がいます。そのぶん重く、サハラでは C3000 の 240g に対して、C3000DH は 265g です。

ダイワの記号の読み方

ダイワの記号。S は浅いスプール。D は深いスプール。C はボディが小さめ。XH はとても速い

ダイワは、頭に「LT」、数字の後ろに記号を付けます。「LT3000-CXH」なら、LT・3000・C・XH の4つです。

記号意味選ぶときの目安
LT軽くて、じょうぶレブロスからカルディアまで、どの品番にも付く。選ぶときは気にしなくていい
S浅いスプール(数字のすぐ後ろ)細い PE ラインを、ちょうど巻ける
D深いスプール(数字のすぐ後ろ)太いナイロンの糸を巻ける。エサ釣りにも
Cボディが、1つ下の大きさ(ハイフンの後ろ)軽くなる
Hハイギアハンドル1回転で、多く巻ける
XHエクストラハイギアH より、さらに多く巻ける
Pパワーギア巻く速さはゆっくりで、力が強い
DHダブルハンドルつまみが2つ付いたハンドル

で、読むコツは、ハイフンで前と後ろに分けること。ハイフンの前(S・D)がスプールの深さ、後ろ(C・H・XH)がボディの大きさと巻く速さです。

LT3000 と LT3000-C は、何がちがう?

シマノは C を数字の前に付けますが、ダイワは後ろに付けます。意味は同じで、1つ下の大きさのボディを使った、軽い品番です。

カルディアでくらべると、C の付く LT3000S-CXH は、付かない LT3000-XH より 15g 軽くなります。レブロス・レガリス・フリームスの 3000番は、どれも C 付きです。ダイワの「LT3000-C」は、シマノの「C3000」と同じ立ち位置と覚えておけば、売り場で迷いません。

S・D:スプールの深さ

26フリームスの 2500番には、深さのちがう3つがあります。

  • LT2500S-XH(浅い):PE ラインの 0.6号が 200m
  • LT2500(記号なし):PE ラインの 0.8号が 200m。ナイロンなら 1.5号が 150m
  • LT2500D(深い):ナイロンの 3号が 150m

ここが、シマノとのいちばんのちがいなんですよね。シマノは「記号なし」が深いスプールですが、ダイワの「記号なし」は、PE ラインに合わせた浅めの作り。太いナイロンの糸を巻いてサビキやちょい投げをするなら、ダイワでは D の付く品番を選んでください。

H・XH・P:巻く速さ

XH は、名前のうえではシマノの XG と同じ「エクストラハイギア」で、ダイワではいちばん速いギアです。フリームスの 3000番なら、速さの記号が付かない LT3000D-C が 80cm、LT3000-CXH が 93cm。H はその中間の速さ、P は、ゆっくりで力の強いギアです。

レブロスやレガリスでは、ルアー向けの品番に、XH の付くものと付かないものがあります。ダイワでルアーの釣りをするなら、XH を選んでおけば大丈夫です。フリームスの LT3000-CXH なら、ひと巻きの長さはナスキーの C3000HG とほぼ同じなので、シマノの HG と同じ感覚で選べます。

同じ数字でも、シマノとダイワで少しちがう

「シマノの 4000番と、ダイワの LT4000 は、同じ大きさ?」。売り場で、よく浮かぶ疑問です。値段の近い、シマノの 22サハラと、ダイワの 24レブロスでくらべてみます。

大きさシマノ 22サハラダイワ 24レブロス
2500番2500
240g・ナイロン 3号が 120m
LT2500D
210g・ナイロン 3号が 150m
3000番C3000
240g・ナイロン 3号が 150m
LT3000D-C
220g・ナイロン 4号が 150m
4000番4000
280g・ナイロン 4号が 150m
LT4000-CXH
250g・ナイロン 3号が 150m

ここから、2つのことが分かります。

  • 同じ数字なら、ダイワのほうが軽いことが多い:この表の3つでは、20〜30g の差があります。ナスキーとレガリス、アルテグラとフリームスのように、ほかの値段の帯の 3000番でくらべても、同じ傾向です。
  • 巻ける糸の量は、記号で変わる:2500番と 3000番は、ダイワの D 付きのほうが、シマノの記号なしより少し多く巻けます。4000番は、ダイワのほうが浅め。LT4000-CXH に巻けるナイロンは 3号が 150m で、シマノなら C3000 と同じ量です。

どちらが良い・悪いではなく、作りの考え方のちがいかなと思います。メーカーをまたいでくらべるときは、数字だけで決めず、重さと、巻きたい糸が何メートル入るかの2つを見てください。それだけで、買ったあとの「思っていたのとちがう」は防げます。

シマノとダイワのちがい

迷ったら

釣りをまだ決めていないなら、シマノは C3000HG、ダイワは LT3000-CXH。アジやメバルなら 2000番、砂浜や青物なら 4000番か 5000番。記号は、ルアーなら HG か XH。エサ釣りが中心なら、シマノは記号なし、ダイワは D 付きを選んでください。

これだけ覚えておけば、品番の列の前で手が止まることはありません。番手は、釣りが広がるたびに「もう1台」と買い足していくもの、って感じです。最初の1台は、いちばんつぶしのきく 3000番から、気楽に始めてください。

ロッドの品番の読み方(S86ML とは?)

慣れない人ほど助かる、糸がらみ対策の1台

26ナスキー C3000HG(迷ったときの3000番)

シマノ

26ナスキー C3000HG(迷ったときの3000番)

14,200円税別・本体価格(2026年10月10日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください

シマノの公式ページ

シマノ 26ナスキーを、くわしく見る

はじめてのつまずきを、先に減らした1台

24レブロス LT3000-CXH(迷ったときの3000番)

ダイワ

24レブロス LT3000-CXH(迷ったときの3000番)

11,000円税抜・メーカー希望本体価格(2026年10月10日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください

ダイワの公式ページ

ダイワ 24レブロスを、くわしく見る