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シマノシーバスロッド
ディアルーナ
スピニング 22品番・ベイト 9品番 / 2.29〜3.36m / 105〜196g / 2本継ぎ
シマノ ディアルーナ|品番(長さと硬さ)の選び方と、エンカウンター・ルナミスとのちがい
レベルと釣り方はじめての1本・1台〜2本目・買い替え/シーバス
ディアルーナは、シマノのシーバスロッドです。シーバスは、スズキのこと。港や川、砂浜から、ルアー(疑似餌)を投げてねらいます。ディアルーナの値段は、スピニングリール用なら3万円台。2万円前後の手ごろな型と、5万円前後の上の型の、あいだにある竿です。「入門の竿より、少しいいものを長く使いたい」と考えたときに、まず候補に上がる名前かなと思います。
ただ、品番が31もあります。スピニングリール用だけでも22。「S90ML」「S96ML」「S96M」。数字とアルファベットが少しずつちがうのに、値段の差は500円ほど。どれを選べばいいのか、ここで手が止まるんですよね。
で、先に答えを言うと、迷ったら「S96ML」です。川でも堤防でも使いやすい長さと、シーバスでよく使うルアーにちょうど合う硬さ。港や小さな川が中心なら、少し短い「S90ML」が合います。記号の読み方から、順番に見ていきましょう。

この記事でくらべる4本
ディアルーナの3つの品番と、下のエンカウンターを、重さと持ち味でくらべます。
| 商品 | こんな人に | 重さ | 持ち味 |
|---|---|---|---|
| 迷ったらこれ。川と堤防の1本に | 137g | 扱いやすさと飛距離のバランス型 | |
| 港や小さな川が中心の人に | 125g | 16cm 短くて、取り回しやすい | |
| ヒラメや青物もねらう人に | 139g | 45g までのメタルジグを投げられる | |
| 予算を抑えて始めたい人に | 138g | ねじれとつぶれに強い骨組みは同じ |
値段:税別・本体価格(2026年10月14日時点)。お店の値段は、表の「Amazon」「楽天」のボタンの先で確かめてください。
ディアルーナは、こんな竿
品番ごとの長さと重さ、継ぎの数を、先に並べます。
基本の情報
- 型
- ディアルーナ(シーバスロッド)
- 品番
- スピニングリール用 22品番・ベイトリール用 9品番
- 長さ
- 2.29〜3.36m(S96ML は 2.90m)
- 重さ
- 105〜196g(S96ML は 137g)
- 継ぎ
- 2本継ぎ(しまうと 118〜172cm)
- 値段
- 31,000〜40,000円(税別の本体価格・2026年10月14日時点)
で、ディアルーナの持ち味は、竿の骨組みと、グリップにあります。
- 骨組みが二重に強い:ねじれとつぶれに強い三層の骨組みに、外側から X の形の補強を重ねています。振ったときに竿がぶれにくいので、力がそのままルアーに伝わります。力いっぱい振らなくても、飛ばしやすい作りです。
- グリップは、中が空洞のカーボン:リールより後ろのグリップが、カーボンを1つの筒に成型したものになっています。軽くて、振動が手に伝わりやすい。ルアーが泳いでいるようすや、底に当たった感触が、手元で分かりやすくなります。上位の型だけに使われてきた作りが、いまのディアルーナに入りました。
- 先はしなやか、手元は強い:竿の先はよく曲がり、真ん中から手元にかけては力があります。軽いルアーも重いルアーも投げやすく、1本で使えるルアーの幅が広くなっています。
品番の読み方(S・96・ML とは)
品番は、「リールの種類」「長さ」「硬さ」の順に並んでいます。はじめての1本なら、頭はスピニングリール用の S で決まりなので、見るのは「長さ」と「硬さ」だけ。S96ML なら、こう読みます。
| 記号 | 意味 | 選ぶときの目安 |
|---|---|---|
| S | スピニングリール用 | はじめてなら、S の付く品番から |
| 96 | 長さ。9フィート6インチ(2.90m) | 数字が大きいほど長く、遠くへ投げやすい |
| ML | 硬さ。ミディアムライト | 投げられるルアーの重さが決まる |
| B | ベイトリール用 | 頭が B の9品番。慣れた人向け |
| -S | 穂先が、中まで詰まった「ソリッド」 | S86L-S の1品番だけ |
長さは、フィートとインチで書かれているので、ぱっと見ではピンとこないんですよね。換算はおぼえなくて大丈夫で、「96」は 2.90m、大人の背丈より 1m 以上長い竿、とつかんでおけば足ります。
硬さは、スピニングリール用の品番では、やわらかいほうから L・ML・M・MH の4段階です。L はライト(やわらかい)、M はミディアム(中くらい)、H はヘビー(硬い)の頭文字で、ML は L と M のあいだ、MH は M と H のあいだ。で、硬くなるほど、重いルアーを投げられます。

| 硬さ | 投げられるプラグ | メタルジグ | 合う PE ライン | 品番の数 |
|---|---|---|---|---|
| L | 5〜24g | 28g まで | 0.4〜1.2号 | 3 |
| ML | 6〜28g | 35g まで | 0.6〜1.5号 | 7 |
| M | 7〜38g | 45g まで | 0.8〜2号 | 8 |
| MH | 10〜50g | 60g まで | 1〜2.5号 | 4 |
スピニングリール用の22品番の数字です。L のうち、S86L-S だけは、プラグ 3〜21g・メタルジグ 25g まで・PE ライン 0.3〜1号です。
プラグは、小魚の形をしたルアーのこと。メタルジグは、金属のかたまりのルアーで、小さくても重く、遠くへ飛びます。
シーバスの基準は、ML です。シーバスでよく使うミノー(小魚の形のプラグ)や、12〜20g台のバイブレーション(小きざみにふるえるプラグ)が、ML の得意なルアーです。
M は、大きめのルアーで大きなシーバスをねらう人や、ヒラメや青物(ブリの若い魚など)まで1本でねらいたい人向けかなと思います。メタルジグなら、45g まで投げられます。
22の品番、どれを買えばいいか

はじめての1本は、S96ML を選んでください。9フィート6インチは、扱いやすさと飛距離のバランスがいい長さ。川、干潟、堤防と、どこに行っても使いやすい竿です。
そこから、行く場所に合わせて動かします。港や小さな川のように、近くをねらうことが多いなら短め。砂浜や大きな川で、とにかく遠くへ投げたいなら長め。硬さは、迷ったら ML。ヒラメや青物までねらうなら M。この2つの軸で、自分に合う品番が決まります。
| こんな人は | 品番 | ひとことで |
|---|---|---|
| はじめての1本。川や堤防でシーバスをねらう | S96ML | 扱いやすさと飛距離のバランス |
| 港や小さな川が中心。近くをていねいにねらう | S86ML S90ML | 軽くて、取り回しやすい |
| 砂浜や大きな川で、遠くへ投げたい | S100ML S106ML | 3m をこえる長め |
| シーバスに加えて、ヒラメや青物もねらう | S96M S100M | 45g までのメタルジグを投げられる |
| 大きなシーバスや青物を、重いルアーでねらう | S96MH S100MH | 60g までのメタルジグを投げられる |
| 港の中で、小さなルアーを使う | S86L S90L | 5〜24g の軽いプラグ向き |
S90ML と S96ML のちがいは、長さの 16cm と、重さの 12g です。投げられるルアーも、合う糸も同じ。値段の差は 500円しかありません。小柄な人や、港での取り回しを優先したい人は、S90ML を選んでも困らない気がします。
ちなみに、お店では、出た年を頭に付けて「23ディアルーナ」と書かれていることがあります。名前に「振出」や「ZM」が付くものは、作りのちがう別の型です。探すときは、品番まで合わせると迷いません。
ベイトリール用(頭が B の品番)
頭が B の9品番は、ベイトリール(両軸のリール)用です。ねらった場所へ正確に投げやすい反面、投げるときに糸がからまないようにする指の加減が要ります。はじめての1本なら、スピニングリール用の S から選んでください。B76MH・B80H・B80XH の3つは、ビッグベイトと呼ばれる大きなルアーのための品番で、ふつうのシーバス釣りとは使い道がちがいます。
「-S」の付く S86L-S(ソリッドの穂先)
S86L-S は、穂先が中まで詰まった「ソリッド」です。ふつうの穂先は、中が空洞のパイプになっています。ソリッドはしなやかに曲がるので、魚がルアーを軽くくわえただけのときも、はじきにくくなります。小さなルアーを港や小さな川で使う人のための、専門的な1本です。はじめての1本なら、-S の付かない品番で十分です。
22品番の長さ・重さ・値段
| 品番 | 長さ | 重さ | 投げられるプラグ | 値段(税別) |
|---|---|---|---|---|
| S86L-S | 2.59m | 113g | 3〜21g | 33,000円 |
| S86L | 2.59m | 112g | 5〜24g | 31,500円 |
| S90L | 2.74m | 116g | 5〜24g | 32,000円 |
| S76ML | 2.29m | 105g | 6〜28g | 31,000円 |
| S80ML | 2.44m | 113g | 6〜28g | 31,500円 |
| S86ML | 2.59m | 117g | 6〜28g | 32,000円 |
| S90ML | 2.74m | 125g | 6〜28g | 32,500円 |
| S96ML | 2.90m | 137g | 6〜28g | 33,000円 |
| S100ML | 3.05m | 148g | 6〜28g | 34,500円 |
| S106ML | 3.20m | 156g | 6〜28g | 35,500円 |
| S76M | 2.29m | 111g | 7〜38g | 31,500円 |
| S80M | 2.44m | 121g | 7〜38g | 32,000円 |
| S86M | 2.59m | 125g | 7〜38g | 32,500円 |
| S90M | 2.74m | 129g | 7〜38g | 33,000円 |
| S96M | 2.90m | 139g | 7〜38g | 33,500円 |
| S100M | 3.05m | 168g | 7〜38g | 35,000円 |
| S106M | 3.20m | 176g | 7〜38g | 36,000円 |
| S110M | 3.36m | 180g | 7〜38g | 37,000円 |
| S80MH | 2.44m | 133g | 10〜50g | 33,500円 |
| S96MH | 2.90m | 166g | 10〜50g | 35,000円 |
| S100MH | 3.05m | 176g | 10〜50g | 36,000円 |
| S106MH | 3.20m | 186g | 10〜50g | 37,000円 |
2026年10月14日時点の本体価格(税別)です。お店の値段は、これより安いことが多いので、すぐ下のボタンの先で確かめてください。
長さちがい・硬さちがいを探す
港や小さな川で、取り回しが楽な短めの1本

シマノ
ディアルーナ S90ML(港や小さな川向きの、少し短い1本)
32,500円税別・本体価格(2026年10月14日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください
値段より、重さと、しまった長さを見る

22本の値段の差は、いちばん大きくても 6,000円。品番は、値段ではなく、行く場所とねらう魚で選んで大丈夫です。
気にしておきたいのは、重さのほうです。S96ML は、スマートフォンの3分の2ほどの重さで、長く振っても疲れにくい軽さ。一方、M の硬さは、S100M から急に重くなるんですよね。S96M より少し長いだけなのに、29g 増えます。「長いほうが飛びそう」と S100M に手が伸びたときは、この重さも思い出してください。
どの品番も、2本に分けて持ち運べます。ただ、S96ML をしまったときの長さは 148.6cm。1m50cm 近くあります。車に積むなら、買う前に、車の中に置ける長さを測っておくと安心です。
下のエンカウンター・ムーンショット、上のルナミスとくらべる
予算を抑えたいなら、1つ下のエンカウンターでも足ります。シマノのシーバスロッドには、ディアルーナの下にエンカウンター、その下にムーンショットがあります。上には、ルナミス。同じ S96ML で、並べてみます。
| 型 | 値段(税別) | 重さ | ひとことで |
|---|---|---|---|
| ムーンショット | 19,800円 | 151g | ねじれを抑える補強入り。品番は12 |
| エンカウンター | 25,500円 | 138g | ねじれとつぶれに強い骨組み。品番は13 |
| ディアルーナ | 33,000円 | 137g | 骨組みに補強を重ね、グリップは中が空洞のカーボン |
| ルナミス | 50,500円 | 120g | さらに強い素材の骨組みと、糸がからみにくいガイド |
2026年10月14日時点の本体価格(税別)です。どれも S96ML の数字です。
- エンカウンターは、7,500円安い:重さは 1g しか変わりません。ねじれとつぶれに強い三層の骨組みも、同じ作りです。ディアルーナにあって、エンカウンターにない大きなちがいは、外側に重ねる X の形の補強と、カーボンのグリップ。それに、品番の幅です。8フィート6インチより短い品番と、ベイトリール用は、エンカウンターにはありません。
- ムーンショットとの差は、13,200円:ディアルーナのほうが 14g 軽くなります。ムーンショットの骨組みは、外側の X の形の補強だけ。ディアルーナは、その内側の骨組みも三層の作りです。
- ルナミスとの差は、17,500円:重さは、さらに 17g 軽くなります。骨組みの素材が強くなり、糸がからみにくい形のガイド(糸を通す輪)が付きます。
並べてみると、エンカウンターとディアルーナは、重さも、投げられるルアーも、ほぼ同じです。差が出るのは、強く振ったときの安定感と、手元に伝わる感触の細かさ。どちらも、シーバス釣りにある程度慣れてから、はじめて分かるちがいかなと思います。
シマノは、エンカウンターを「はじめてルアーフィッシングをする方の最初の1本としてもおすすめ」と紹介しています。入門の1本として選んで、足りないところはありません。
下の型で足りる人
- 年に数回、まずシーバスをねらってみたい
- ロッドの予算を、2万円台のなかばまでにしたい
- 使うのは、9フィート台の ML か M と決まっている
ディアルーナを選んでいい人
- 月に何度か通うつもりで、長く使える1本がほしい
- 港向けの短い竿から、砂浜向けの長い竿まで、自分の場所に合う品番を選びたい
- 手元に伝わる感触で、水の中のようすを知りたい
ルナミスを選んでいい人
- すでに1本使っていて、軽さを求めて買い替える
- 1日じゅう投げ続ける釣りが多い
ルアーって、水の底や障害物に引っかかって、なくすことがよくあるんですよね。なので、はじめのうちは、ロッドにお金をかけるより、ルアーを多めに持っていくほうが、釣りが続きます。下の型を選んで、浮いたお金をルアーや糸、ライフジャケットに回すのは、理にかなった選び方です。
最初の1本から、慣れたあとまで使える竿

シマノ
エンカウンター S96ML(下の型。予算を抑えて始めたい人に)
25,500円税別・本体価格(2026年10月14日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください
いっしょにそろえるもの
ロッドだけでは、シーバス釣りは始められません。S96ML に合わせるなら、次のものをそろえます。
- リール:スピニングリールの 3000〜4000番くらいがめやすです
- 糸:PE ラインの 1号前後。S96ML に合うのは 0.6〜1.5号なので、まん中の太さです
- リーダー:PE ラインの先に結ぶ、こすれに強い糸。フロロカーボンの 4〜5号(16〜20lb)が、よく使われる太さです
- ルアー:7〜12cm のミノーと、12〜20g台のバイブレーションから
- 玉網(たも):寄せてきた魚をすくう網。大きな魚を竿で抜き上げると、糸が切れたり、竿を傷めたりします
で、糸もルアーも、S96ML で扱いやすい範囲のものです。「この竿に、このルアーは投げられるのかな」と心配しなくて大丈夫です。
迷ったら
はじめての1本は、S96ML。港や小さな川が中心なら S90ML、ヒラメや青物まで見すえるなら S96M。この3つを覚えておけば、22の品番で迷うことはありません。
ディアルーナは、最初の1本にしても、慣れてからも使い続けられる竿な気がします。予算が合わなければ、エンカウンターの S96ML から始めても大丈夫。どちらを選んでも、シーバス釣りを始めるのに足りないところはありません。
川や海に出るときは、ライフジャケットを忘れずに。ルアーには針がいくつも付いているので、投げる前に、後ろと横に人がいないことを確かめてください。立ち入り禁止や釣り禁止の場所には入らず、その場所の決まりを確かめてから、竿を出してくださいね。