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選び方ショアジギングロッドの選び方|長さ・硬さ・ジグの重さは、こう決める
レベルと釣り方はじめての1本・1台
ショアジギングは、岸(ショア)から、金属でできたルアー「メタルジグ」を遠くへ投げて、ハマチやサゴシ、サバのように、群れで回ってくる魚をねらう釣りです。船に乗らなくても、堤防や砂浜から、引きの強い魚に出会えます。その釣りのために作られた竿が、ショアジギングロッドです。
ところが竿を選ぼうとすると、長さは 9フィート台から 10フィート台まで、硬さも ML・M・MH・H と並び、名前に「LSJ」と付いた竿もあります。入門の竿だけでも、いくつも並んでいます。どれを選べばいいのか、迷うんですよね。
で、決め手は、投げるジグの重さです。はじめてなら、30〜50g 前後のジグを使う「ライトショアジギング」から。竿は、長さが約2.9m の ML か M。この組み合わせなら、堤防でも砂浜でも、一通り始められます。

この記事でご紹介する4本
4本のショアジギングロッドを、重さと投げられるジグで並べました。
| 商品 | こんな人に | 重さ | 投げられるジグ |
|---|---|---|---|
| 軽さを大事に、はじめての1本を | 182g | 50g まで | |
| なるべく手ごろに始めたい人に | 209g | 15〜50g | |
| サバやサゴシから始めたい人に | 275g | 15〜60g | |
| 少し重いジグも投げたい人に | 255g | 20〜70g |
値段:コルトスナイパー BB LSJ S96ML=税別・本体価格(2026年10月17日時点)/NEWソルパラ ショアジギング SPSJ-962M/LSJ=税抜・本体価格(税込 13,310円・2026年10月17日時点)/ショアジギング X 96M・ドラッガー X 96M=税抜・メーカー希望本体価格(2026年10月17日時点)。お店の値段は、表の「Amazon」「楽天」のボタンの先で確かめてください。
ソルパラは、メタルジグのほか、ミノーなども合わせた「ルアー」の重さです。
まずは、ライトショアジギングから
ショアジギングは、使うジグの重さで、2つに分けて呼ばれます。

- ライトショアジギング:30〜50g 前後のジグを使う。ねらうのは、ハマチやサゴシ、サバなどの、小さめから中くらいの回遊魚。シーバスやヒラメ、マゴチがかかることもある
- ふつうのショアジギング:60〜100g 前後の重いジグと、それに負けない力のある竿とリールを使う。大きな青物をねらう
ライトショアジギングは、ジグも竿もリールも軽いぶん、体の負担が小さく、だれでも始めやすい釣りかなと思います。竿の名前に付いている「LSJ」は、ライトショアジギングの頭文字です。
はじめから 60g をこえる重いジグ用の竿を選ぶと、竿もリールも重くなって、投げてシャクる(竿を大きく、すばやくあおる)動きを1日くり返すのが、つらくなりがちです。で、まずは軽いほうで、投げ方とジグの動かし方を覚えてください。
長さは、9フィート6インチが基準
迷ったら、品番に「96」と入った長さで大丈夫です。長さはフィートとインチで書かれていて、「96」は約2.90m のことなんですよね。
| 長さ | 向いている場所・使い方 |
|---|---|
| 9フィート6インチ 約2.90m | 堤防や砂浜。投げやすく、ジグも動かしやすい。はじめての1本は、ここから |
| 10フィート 約3.05m | もっと遠くへ投げたいとき。足場の高い堤防 |
竿は、長いほど遠くへ投げやすくなるかわりに、重くなり、振りにくくなります。9フィート6インチは、その真ん中。行く場所がまだ決まっていない人は、ここから選んでください。
のばした長さと、しまった長さ

ちなみに、ショアジギングロッドは、ほとんどが2本継ぎで、しまっても 1.5m 前後あります。コルトスナイパー BB LSJ の S96ML なら 148.5cm。買う前に、車に積めるかを確かめておくと安心です。
電車で出かけたい人や、車が小さい人は、継ぎの多い竿も候補になります。ダイワのドラッガー X の 100M-3 なら、10フィートの竿が 107cm まで短くなります。
硬さは、記号より「ジグの重さ」の数字で見る
硬さは、やわらかいほうから L・ML・M・MH・H と書かれます。はじめての1本は、ML か M です。
ただ、同じ M でも、投げられるジグの重さは、竿によってちがいます。9フィート6インチの M を、並べてみます。
| 竿 | 品番 | 投げられるジグ |
|---|---|---|
| メジャークラフト NEWソルパラ | SPSJ-962M/LSJ | 15〜50g |
| シマノ コルトスナイパー BB | S96M | 60g まで |
| ダイワ ショアジギング X | 96M | 15〜60g |
| ダイワ ドラッガー X | 96M | 20〜70g |
ソルパラは、メタルジグのほか、ミノーなども合わせた「ルアー」の重さです。
記号だけで決めずに、使いたい 30〜50g のジグが、書かれた範囲に無理なく入るかを見てください。同じ M でも、上限は竿によってかなり開きがあるんですよね。コルトスナイパー BB LSJ のように、ML でも 50g まで投げられる竿もあります。
あとは、合う糸の太さも、竿に書かれています。ライトショアジギングでよく使う PE ラインは 1〜1.5号で、太いほうなら、この記事のどの竿でも範囲に入ります。ドラッガー X は、細いほうの 1号だと範囲の外です。
「MAX 60」「15〜60」「60 ± 20」の読み方。ロッドの数字の読み方
値段の帯で、何が変わる?
先に言うと、ライトショアジギングに要ることは、1万円台の竿で全部できます。9フィート6インチで、ライトショアジギングに使える ML と M の竿を、値段の順に並べます。
| 型 | 品番 | 値段(税別) | 重さ |
|---|---|---|---|
| メジャークラフト NEWソルパラ | SPSJ-962M/LSJ | 12,100円 | 209g |
| シマノ ソルティーアドバンス | S96M | 15,000円 | 222g |
| ダイワ ショアジギング X | 96M | 16,500円 | 275g |
| シマノ コルトスナイパー BB LSJ | S96ML | 22,300円 | 182g |
| ダイワ ドラッガー X | 96M | 23,700円 | 255g |
| シマノ コルトスナイパー BB | S96M | 24,000円 | 253g |
2026年10月17日時点の、税別(税抜)の本体価格と、重さです。ソルティーアドバンスは、ショアジギング用の品番(SHORE JIGGING S96M)です。お店の値段は、これより安いことが多いので、このあと紹介する4本は、「Amazon で見る」「楽天市場で見る」のボタンの先で確かめてください。
いちばん軽い竿と重い竿の、重さの差は 93g。卵(M サイズ)1個半ほどの差です。そして、値段の順に軽くなるわけではないんですよね。
いちばん軽いのは、ライトショアジギング専用に作られた、コルトスナイパー BB LSJ です。重い竿のほうは、そのぶん 60〜70g の重いジグまで投げられる作りになっています。何十回と投げてシャクる釣りなので、重さの差は、1日の終わりの疲れ方にそのまま出る気がします。
1万円台の竿でも、糸がからみにくい形のガイド(糸を通す輪)や、ねじれを抑える作りは入っています。投げる、沈める、シャクる。どれも、この帯の竿で十分です。
なるべく手ごろに始めたいなら:メジャークラフト NEWソルパラ
なるべく手ごろに始めたい人には、いちばん無理のない1本かなと思います。SPSJ-962M/LSJ は、ソルパラのライトショアジギング用でいちばん基本の品番。40g 前後のメタルジグが中心です。税込でも 13,310円です。
糸がからみにくい形のガイドが付き、1年の保証書も付いています(登録すると、3年まで延びます)。
40g前後のジグで、青物入門の基本の1本

メジャークラフト
NEWソルパラ ショアジギング SPSJ-962M/LSJ
12,100円税抜・本体価格(税込 13,310円・2026年10月17日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください
ほかの品番や、ほかの釣り方の型も見る。メジャークラフト NEWソルパラ
ダイワで始めるなら:ショアジギング X・ドラッガー X
ショアジギング X は、ダイワのショアジギングロッドの入門の型です。96M は、サバやタチウオ、サゴシに向いていて、ハマチくらいまでなら相手にできます。重さは 275g と、表の中ではいちばん重いんですよね。安さと軽さで選ぶならソルパラのほうが合うので、こちらは、ジグを 60g まで使えるダイワの竿がいい人向けかなと思います。
ドラッガー X の 96M は、少し重いジグまで投げられる竿で、3kg くらいまでの小さめの青物がねらい。入門の人や、投げる力に自信のない人でも投げやすく、シャクり続けても疲れにくい調子に作られています。重さは 255g です。
軽さで選ぶなら:シマノ コルトスナイパー BB LSJ
S96ML は、ライトショアジギング専用の竿です。重さは 182g と、表の中でいちばん軽く、ジグは 50g まで、ミノーなどのプラグは 42g まで投げられます。はじめての人が扱いやすいように軽く作られていて、それでいて、青物が掛かったときに負けない力もあります。
値段は表の中では高いほうですが、「投げ続けて、腕が疲れないか」が心配な人には、いちばん安心して選べる1本です。
名前の似た BB とのちがい。シマノ 21コルトスナイパー BB
合わせるリールと糸・ジグ
ショアジギングロッドには、4000〜5000番のスピニングリールを合わせます。青物をねらうなら、ハンドルひと巻きで 90cm 以上巻ける、ハイギア(HG)かエクストラハイギア(XG)が使いやすい組み合わせです。たとえばシマノなら、ストラディックやヴァンフォードの C5000XG が、ライトショアジギング向きの番手です。
あとは糸で、PE ラインの 1〜1.5号を、200m 以上巻きます。
その先に、こすれに強いフロロカーボンの 6〜10号を、リーダーとして結びます。PE ラインとリーダーは、結び目が小さく、ほどけにくい「FG ノット」で結ぶのが定番です。
ジグは、30〜50g のショアジギング用を、いくつか用意します。まずは軽いほうから投げて、底に着いたのが分からなければ、底が分かる重さまで少しずつ上げていくのが基本です。掛かった魚を取りこむための玉網(タモ)も、忘れずに持っていきましょう。
ショアジギングの安全と決まり
重いジグを、長い竿で、力いっぱい投げる釣りです。まわりの人と、自分の身を守る用意を、道具と同じくらい大事にしてください。
- 投げる前に、後ろと前を見る:後ろに人や障害物がないか、投げる方向に船などがないかを確かめてから投げます。まわりの釣り人とも、十分に間をあけてください。
- ライフジャケットを着る:体に合ったものを選び、ベルト(股ベルトなど)やファスナーを、きちんと締めて着ます。
- すべりにくい靴をはく:堤防や磯は、ぬれていたり、コケが付いていたりして、すべりやすい場所です。すべりにくく、脱げにくい靴を、釣具店で相談して選んでください。
- 天気と海の様子を確かめる:警報や注意報が出ているなど、荒れそうなときは、釣りに行くのをやめます。
- 一人で行かない:できれば仲間と一緒に。行く場所と帰る時間を、家族などに伝えておきます。携帯電話は防水のケースに入れて持ち、海でのもしものときは 118番(海上保安庁)です。
- 立ち入り禁止の場所に入らない:柵や看板で立ち入りが禁止されている場所には、絶対に入らないでください。法令違反で検挙されることもあります。
持ち帰ってよい魚の大きさや、釣りをしてはいけない時期・場所は、都道府県ごとの決まり(漁業調整規則など)で決められています。出かける前に、その場所の決まりを確かめてください。切れた糸や針、ごみはかならず持ち帰りましょう。
はじめは、足場がよく、まわりの人と間をあけて投げられる堤防や砂浜から始めるのがおすすめです。
迷ったら
はじめてなら、ライトショアジギング用の、約2.9m。投げられるジグの上限が 50〜60g ほどの、ML か M。これだけ覚えておけば、売り場で迷うことはありません。
品番でいえば、軽さで選ぶならシマノのコルトスナイパー BB LSJ S96ML、なるべく手ごろに始めたいならメジャークラフトの SPSJ-962M/LSJ、ダイワならショアジギング X。どれを選んでも、30〜50g のジグで、ライトショアジギングを一通り楽しめます。
あとは、合うリールと糸、ジグを何本か。ライフジャケットを着て、まわりに気を配りながら、気持ちよく投げてください。


