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選び方

シーバスロッドの選び方|長さと硬さは、こう決める

レベルと釣り方はじめての1本・1台/シーバス

更新/tsuri 編集部

シーバス(スズキ)は、港や運河、街なかの川、河口、砂浜と、身近な場所でルアーでねらえる魚です。掛かると水面で頭を振って暴れる、引きの強さも人気の理由です。

ところが竿を選ぼうとすると、長さは 7フィート台から 11フィートまで、硬さも L・ML・M・MH と並びます。シマノのディアルーナだけで、31本も並んでいます。どれを選べばいいのか、手が止まるんですよね。

で、決めるのは、長さと硬さだけです。迷ったら、長さは 9フィート6インチ(約2.9m)、硬さは ML。港から川、砂浜まで、この竿で通えます。

シーバスロッドの決め方。長さは 9フィート6インチで、約2.9m。硬さは ML で、7〜35g のルアーに。リールは 3000〜4000番に、PE ラインの 0.8〜1号

この記事でご紹介する5本

5本のシーバスロッドを、重さと投げられるルアーで見くらべます。

商品こんな人に重さ投げられるルアー
NEWソルパラ シーバスゲーム SPSB-962ML(9フィート6インチ・ML)
メジャークラフトNEWソルパラ シーバスゲーム SPSB-962ML11,600円
なるべく手ごろに始めたい人に173g7〜35g
シーバスフラット X 96ML(9フィート6インチ・ML)
ダイワシーバスフラット X 96ML14,800円
砂浜のヒラメもねらいたい人に145g7〜35g
エンカウンター S96ML(9フィート6インチ・ML)
シマノエンカウンター S96ML25,500円
続けるつもりで、少しいいものを138gプラグ 6〜28g
ラテオ 96ML・K(9フィート6インチ・ML)
ダイワラテオ 96ML・K32,000円
長く使う1本を、ダイワで135g7〜35g
ディアルーナ S96ML(9フィート6インチ・ML)
シマノディアルーナ S96ML33,000円
長く使う1本を、シマノで137gプラグ 6〜28g

値段:NEWソルパラ シーバスゲーム SPSB-962ML=税抜・本体価格(税込 12,760円・2026年10月15日時点)/シーバスフラット X 96ML・ラテオ 96ML・K=税抜・メーカー希望本体価格(2026年10月15日時点)/エンカウンター S96ML・ディアルーナ S96ML=税別・本体価格(2026年10月14日時点)。お店の値段は、表の「Amazon」「楽天」のボタンの先で確かめてください。

長さは、9フィート6インチが基準

迷ったら、品番に「96」と入った長さで大丈夫です。シーバスロッドの長さはフィートとインチで書かれていて、「96」は 2.90m のことなんですよね。

長いほど遠くへ投げられ、短いほど取り回しがよく、ねらった所へ正確に投げやすくなります。どの長さが合うかは、よく行く場所で決まります。

品番の数字長さ合う場所
868フィート6インチ
2.59m
運河や街なかの川、港の中など、せまい場所。取り回しがいい
909フィート
2.74m
港から川まで。近い所も、少し遠くも
969フィート6インチ
2.90m
川の中流から下流、河口、砂浜まで。迷ったら、これ
10010フィート
3.05m
河口や砂浜、広い堤防。遠くへ投げることを重視
10610フィート6インチ
3.20m
砂浜や磯。もっと遠くへ

9フィート6インチは、港では長すぎて扱いにくい、砂浜では飛距離が足りない、ということになりにくい長さです。どのメーカーにも、この長さの品番が真ん中に並んでいます。行く場所がまだ決まっていない人は、ここから選んでください。

よく行く場所が決まっているなら、そちらに合わせます。港や運河がほとんどなら短めの 86〜90、広い砂浜や河口がほとんどなら 100 から上です。

のばした長さと、しまった長さ

ラテオ 86ML・ラテオ 96ML・ラテオ 106M を、のばした長さと しまった長さで、身長170cm の人の横に立てた図。スペックからの作図

ちなみに、竿は「2本継ぎ」がふつうで、長い竿ほど、しまっても長くなります。ラテオの 96 なら、しまうと 149cm です。

電車で行く人や、小さな車に積む人は、もっと短くしまえる、継ぎの多い竿も候補になります。ラテオの 96M-4 なら、しまうと 78cm。値段は 37,000円(税抜のメーカー希望本体価格・2026年10月15日時点)と、ふつうの竿より高くなります。

硬さは、ML が基準

硬さと、投げられるルアーの重さ。ダイワ ラテオの場合、L は 5〜28g、ML は 7〜35g、M は 10〜50g、MH は 12〜60g

長さの次は、硬さです。品番の最後のアルファベットが硬さで、L(ライト)、ML(ミディアムライト)、M(ミディアム)、MH(ミディアムヘビー)の順に硬くなります。

硬さで変わるのは、投げられるルアーの重さです。ダイワのラテオでは、こうなっています。

硬さ投げられるルアー向いている場面
L5〜28g小さく軽いルアーで、港や運河をねらう
ML7〜35gいちばんよく使うルアーが、ちょうど入る。迷ったら、これ
M10〜50g重いルアーを遠くへ。砂浜のヒラメや、小型の青物にも
MH12〜60g大きなルアー、大きな魚、流れの強い場所

ML なら、シーバスでよく使うミノー(小魚の形のルアー)や、バイブレーション(小きざみにふるえるルアー)が、だいたい投げられる範囲に入ります。はじめてなら、ML で困ることはまずないんですよね。

M は、砂浜で重いルアーを遠くまで投げたい人や、小型の青物もねらいたい人に向きます。ミノーやシンキングペンシルで砂浜のヒラメもねらうくらいなら、ML(シーバスフラット X 96ML など)で足ります。シーバスがいちばんの目当てなら、ML から始めて大丈夫かなと思います。

あとは、メーカーがちがっても、考え方は同じです。シマノのディアルーナの ML なら、投げられるプラグは 6〜28g、メタルジグは 35g まで。数字の書き方が少しちがうだけで、同じ帯のルアーに合わせて作られています。

品番の読み方

ここまで分かれば、品番は読めます。長さの表の数字と、最後の硬さのアルファベットを探すだけです。

メーカー品番の例読み方
シマノS96MLS(スピニングリール用)・96(長さ)・ML(硬さ)
ダイワ96ML96(長さ)・ML(硬さ)。頭の S は付かない
メジャークラフトSPSB-962MLSPSB(シリーズの記号)・96(長さ)・2(2本継ぎ)・ML(硬さ)

ちなみに、ベイトリール用の竿は、シマノなら頭が B、ダイワなら最後に B が付きます。はじめての1本は、スピニングリールを合わせる竿で大丈夫です。

ロッドの品番の読み方を、もっとくわしく

値段の帯で、何が変わる?

先に言うと、はじめてのシーバス釣りなら、1万円台の竿で十分かなと思います。同じ 9フィート6インチ・ML の品番を、値段の順に並べます。

型品番値段(税別)重さ
メジャークラフト ソルパラSPSB-962ML11,600円173g
ダイワ シーバスフラット X96ML14,800円145g
シマノ ムーンショットS96ML19,800円151g
ダイワ スカイハイ96ML23,300円136g
シマノ エンカウンターS96ML25,500円138g
ダイワ ラテオ96ML・K32,000円135g
シマノ ディアルーナS96ML33,000円137g
シマノ ルナミスS96ML50,500円120g
ダイワ ラブラックス AGS96ML・N52,300円130g

2026年10月15日時点の、税別(税抜)の本体価格と、重さです。お店の値段は、これより安いことが多いので、このあと紹介する竿は、「Amazon で見る」「楽天市場で見る」のボタンの先で確かめてください。

いちばん安いソルパラと、5万円台のルナミスで、重さの差は 53g。値段が上がるほど、おおむね軽くなっていきます。

ただ、2万円台と3万円台をくらべると、重さはほとんど変わらないんですよね。この帯の差は、重さの数字より、材料や作りこみのちがいかなと思います。出るとしたら、投げたときの感じや、ルアーの動きの伝わり方のほうですね。

一方で、1万円台の竿でも、ねじれを抑える作り(シーバスフラット X)や、糸がからみにくい形のガイド(糸を通す輪。ソルパラ)は入っています。投げる、巻く、掛けた魚を寄せる。どれも、この帯の竿で十分です。

1万円前後で始めたいなら:メジャークラフト ソルパラ

はじめての竿で、壊したときの心配を減らしたい人に合う型です。SPSB-962ML は、基準の長さの ML で、税込でも 12,760円。

重さは、表の中ではいちばん重くなります。そのかわり、糸がからみにくい形のガイドが付いていて、1年の保証書も付いています(メジャークラフトの WEB 会員に登録すると、3年まで延びます)。

保証つきで、壊す心配を減らして始める1本

NEWソルパラ シーバスゲーム SPSB-962ML(9フィート6インチ・ML)

メジャークラフト

NEWソルパラ シーバスゲーム SPSB-962ML(9フィート6インチ・ML)

11,600円税抜・本体価格(税込 12,760円・2026年10月15日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください

メジャークラフトの公式ページ

メジャークラフトとアブガルシアのちがいを見る

ほかの品番や、ほかの釣り方の型も見る。メジャークラフト NEWソルパラ

1万円台なかばなら:ダイワ シーバスフラット X

シーバスと、砂浜のヒラメ・マゴチの両方に向けて作られた、ダイワの入門の型です。96ML は、川や砂浜で、ミノーやシンキングペンシルを使う長めの品番。重さは、ソルパラより 28g 軽くなります。品番は5本だけなので、迷いようがありません。

シーバスも砂浜のヒラメも、両方ねらう1本

シーバスフラット X 96ML(9フィート6インチ・ML)

ダイワ

シーバスフラット X 96ML(9フィート6インチ・ML)

14,800円税抜・メーカー希望本体価格(2026年10月15日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください

ダイワの公式ページ

2万円台なら:シマノ エンカウンター

はじめてルアー釣りをする人の最初の1本から、経験者まで使える型として作られています。竿のねじれを抑える作り(スパイラル X)が入って、重さは 138g。3万円台のディアルーナと、ほとんど変わりません。「続けるつもりだから、少しいいものを」という人に、いちばん無理のない帯かなと思います。

あとは、近い値段で、シマノのムーンショット(2万円の少し下)と、ダイワのスカイハイもあります。値段と重さは、上の表のとおりです。

最初の1本から、慣れたあとまで使える竿

エンカウンター S96ML(9フィート6インチ・ML)

シマノ

エンカウンター S96ML(9フィート6インチ・ML)

25,500円税別・本体価格(2026年10月14日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください

シマノの公式ページ

長く使う1本なら:ダイワ ラテオ・シマノ ディアルーナ

3万円台の、2社の真ん中の型です。どちらも、遠くへまっすぐ投げることと、手もとの感じやすさに力を入れています。ラテオは、にぎる所の横を平らにして、まっすぐ振り抜きやすくした形。ディアルーナは、リールより後ろのにぎる所を、中が空洞のカーボンにして、軽く、振動が手に伝わりやすくしています。

シーバス釣りを何年も続けると決めている人や、2本目を考えている人に合います。最初の1本にしても、扱いがむずかしいということはありません。

横が平らなにぎりで、まっすぐ振れる1本

ラテオ 96ML・K(9フィート6インチ・ML)

ダイワ

ラテオ 96ML・K(9フィート6インチ・ML)

32,000円税抜・メーカー希望本体価格(2026年10月15日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください

ダイワの公式ページ

川から干潟、堤防まで、長く使える1本

ディアルーナ S96ML(9フィート6インチ・ML)

シマノ

ディアルーナ S96ML(9フィート6インチ・ML)

33,000円税別・本体価格(2026年10月14日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください

シマノの公式ページ

ダイワ ラテオを、くわしく見る

シマノ ディアルーナを、くわしく見る

合わせるリールは、3000〜4000番

港や運河が中心なら 3000番、川や砂浜で遠くまで投げるなら 4000番が目安です。ダイワの 25カルディアなら、港向きの LT3000S-CXH と、シーバスの釣りに向けて作られた LT4000-CXH があります。

で、糸は、PE ラインの 0.8〜1号前後。ここに出てくる ML の竿なら、どれも範囲に入っています。

その先には、こすれに強いフロロカーボンの 4〜5号を「リーダー」として結ぶのが、よくある組み合わせです。

リールの値段も、竿と同じ考え方で大丈夫です。年に数回なら 1万円台、続けるつもりなら 2〜3万円台から選んでください。

ダイワ 25カルディアを、くわしく見る

釣り糸の種類と、号数の見方

はじめてのスピニングリールの選び方

最初のルアーは3つで足りる。シーバスの最初のルアー

竿のほかに要る物と、そろえる順番。シーバスに要る道具

シーバス釣りの安全と決まり

シーバスは、朝夕の薄暗い時間や夜にねらうことの多い魚です。道具と同じくらい、安全の用意を大事にしてください。

  • ライフジャケットを着る:体に合ったものを選び、ベルト(股ベルトなど)やファスナーを、きちんと締めて着ます。
  • すべりにくい靴をはく:水辺は、ぬれていたり、コケが付いていたりして、すべりやすい場所です。川・堤防・磯など、行く場所に合った、すべりにくく脱げにくい靴を、釣具店で相談して選んでください。
  • 天気と海の様子を確かめる:警報や注意報が出ているなど、荒れそうなときは、釣りに行くのをやめます。雨や風、波や流れは、時間とともに変わります。
  • 一人で行かない:できれば仲間と一緒に。行く場所と帰る時間を、家族などに伝えておきます。携帯電話は防水のケースに入れて持ち、海でのもしものときは 118番(海上保安庁)です。
  • 立ち入り禁止の場所に入らない:柵や看板で立ち入りが禁止されている場所には、絶対に入らないでください。法令違反で検挙されることもあります。
  • 投げる前に、まわりを見る:ルアーには、するどい針が付いています。人や物に当たると、とても危険です。まわりの人と、十分に間をあけてください。
  • 船や漁の道具のそばで投げない:止めてある船や網などのまわりでは釣りをせず、船が通るときは、ルアーを巻き上げて待ちます。

もう1つは、とるときの決まりです。持ち帰ってよい大きさや、とってはいけない期間・場所は、都道府県の規則などで決められていて、地域ごとにちがいます。川や河口には、漁業権が設定されている所もあります。出かける前に、その場所の決まりを、都道府県の水産の窓口や、現地の看板で確かめてください。

釣り場は、みんなの場所です。切れた糸やルアーの袋、ごみは、かならず持ち帰る。夜明け前や夜は、まわりの家に気を配って静かにし、車は決められた駐車場に止めてください。持ち帰らない魚は、やさしく水に返してあげましょう。

迷ったら

長さは 9フィート6インチ、硬さは ML。値段は、2万円台までで十分です。

品番でいえば、シマノは S96ML、ダイワは 96ML、メジャークラフトは SPSB-962ML。この1本で、港の夜から、川や砂浜の朝まで、シーバス釣りを一通り楽しめます。道具えらびは、ここでおしまい。あとは安全の用意をして、気持ちよく出かけてください。